ピラティスとは?

ピラティスは20世紀の初めにドイツ人のJoseph H. Pilates(ジョゼフ・ピラティス)が生み出した心と身体双方の健康を目指したエクササイズプログラムです。

幼い頃虚弱体質だったピラティス氏は、身体強化のためにボディビルディングや体操、ボクシングなど様々な運動を経験します。そして、第一次世界大戦時、英国にてピラティス氏は、兵士には体力強化プログラムを、そして負傷兵にはスプリングを取りつけた特設ベッドで、リハビリを教え始めます。これらが、今日のピラティスの原型となります。

ピラティスは深い筋肉層に働きかける運動方法により、背骨を中心にバランスのとれた美しい姿勢と動きを生み出します。また、単なる体の動きだけでなく、呼吸を意識しながらエクササイズを行うことによって、心や精神と調和した無理のない自然な動きを目指すものと言えます。現在ピラティスには6つの運動理念があり、ピラティスエクササイズを行う上でどれも欠かせない重要なものです。

6つの運動理念:

  • 呼吸
  • Core(身体の中心)の意識
  • 意識の集中
  • 動きの正確さ
  • 動きのコントロール
  • 動きの流れ


ピラティスは、今では、プロフェショナルなダンサーやアスリート達の身体コントロールの手法としては勿論のこと、運動を敬遠しがちな人々にも、親しみやすい身体運動プログラムとして徐々に広がりつつあります。
Core(コア:身体の中心)を意識しながら身体を動かすこと、これは心身ともに元気に、颯爽(さっそう)とした人生を生きる一つの原動力となることでしょう。


当スタジオKAZU P.B.S.が目指すピラティス:

  • 無理のない体の動かし方
  • 正しい姿勢
  • 姿勢筋の強化
  • 身体の意識の向上
  • 強くしなやかで、持久性のある筋肉の発達
  • バランス感覚と動きの整合性の向上
  • 身体の柔軟性の向上
  • 深い呼吸
  • 身体と心の調和
  • 健康への意識の高まり
  • 自信の向上
  • リラクゼーション

“10回のセッションで違いを感じ、20回で違いが見え、30回で新しい体を手に入れる”

Joseph H. Pilates



参考文献

  • Franklin, E. 2012. Dynamic alignment through imagery. Champain, IL: Human Kinetics
  • Isacowitz, R., and Clippinger, K. 2011. Pilates anatomy. Champain, IL: Human Kinetics
  • Pilates, J., and Miller, W. 1945 (republished in 1998 by Presentation Dynamics Inc.) Return to life through contrology.
  • Siler, B. 2000. The pilates body. London: Michael Joseph